MANIPULATOR
 近年,医療・工業分野において急速な小型化が進んでいる電子部品や機械部品の実装・組み立てに際して,粒子を1粒ずつ取り扱うなど,微小粒子を対象としたハンドリング技術が必要とされている.そこで本研究では静電気力を利用したマニピュレータの開発を目指す.静電気力を利用したマニピュレータは粒子を補足する際に機械的可動部を必要としないため,粒子を傷つける恐れが少なく,電気的に吸引力を制御できるという利点がある.下図に作成した静電マニピュレータである双極子プローブの実験装置を示す.双極子プローブは金属針を絶縁チューブに通し,2本並列に並べたものである.この双極子プローブを用いて,直径100〜1000マイクロメートル程度の粒子を操作できる.

 
双極子プローブ実験装置

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