- DEVELOP - dual-component development -
-
- 研究背景
-
2成分磁気ブラシ現像システムは複写機やレーザプリンタに用いられる現像方式の一つです。このシステムの大きな特徴は、キャリアと呼ばれる粒子群が、磁気力によって現像器上で磁気ブラシを形成する点です。磁気ブラシは画像の素となるトナー粒子を搬送します.そして、静電力によってトナーを感光上の静電潜像に移動させ、可視像を形成します。我々はこのプロセスにおいて高画質化を達成するために実験的・解析的にアプローチを行っています。近年では、このプロセス特有の画像欠陥要因に着目して研究を行っています。
2成分磁気ブラシの構成 - 研究内容
- このシステム特有の問題であるキャリア現像は,トナーだけでなくキャリアまで感光体上に付着・残存する現象です。画像欠陥の原因となるため,高画質化に対して大きな障害となっています。この問題に対し、模擬現像装置を用いた実験によるキャリア現像の基礎特性評価、さらに個別要素法と非定常電磁界解析の連成による粒子挙動シミュレーションにより調査を続けています。
キャリア現像の様子 - 研究概要書